国語の授業 [日記・雑感]
専門学校に通っていた時、選択科目のひとつに「国語」がありました。
専門分野の科目が並ぶ中で「何故?」という思いがありましたが
スケジュールの都合上、選択することになりました。
「国語」の担当は60歳前半くらいの教員Aさん。
白髪混じりの細面でいかにも厳しそうな感じ。
ある日の授業中、教室内で携帯電話の音が鳴った。
Aさんの単なる注意だけでは済まなかった。
実はAさんには心臓の病気を抱えた娘さんがいるそうで
ペースメーカーを胸に埋め込んでいるとの事だった。
「ウチの娘を殺す気か!」となってしまったのです。
授業中に電源を切らないのが悪いとか
注意の仕方が間違っているとかは別として
私はあまりにもヒートアップして怒るAさんが
倒れてしまうのではないかと心配していた。
Aさんの国語の授業の思い出でもうひとつ印象的だったのは
漢字の問題で黒板に回答を書くというものだった。
18~19歳の高校卒業したばかりの人に混じって
23歳で授業を受けていた私にとっては
黒板とチョークがほど良く懐かしく感じられた。
出題された問題があまりにも簡単すぎて
ちょっと恥ずかしかったですけど。
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